ワキガの原因を徹底解説!※不潔だからワキガになるわけじゃない!

コラム

あなたはワキガの原因をご存知でしょうか?

Wikipediaで「ワキガ」と調べると以下のような説明が出てきます。

腋臭症(えきしゅうしょう)は、皮膚のアポクリン腺から分泌される汗が原因で強い臭いを発する人体形質で、それを有する個人の属する集団によっては疾患としての扱いを受ける。ワキガとも呼ばれる。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%85%8B%E8%87%AD%E7%97%87より引用

何とも嫌な書き方がされていますよね。

疾患とは簡単に言うと病気という意味です。

ワキガで悩んでいる方(私も含みます)にとってみればゾッとする言い回しです。

※ワキガは健康を損ねたり、生死に関わるような病気ではありません。

ですが、最近では臭いにより周囲を不快にさせる嫌がらせのことスメル・ハラスメントと表現するそうで、自分のニオイに関して知らない顔をすることは出来なくなってきました。

そこで、この記事では「そもそもワキガってなんであんなにクサイのか?」という疑問にお答えしてワキガの原因について徹底的に解説していきます!

 

ワキガの原因

http://ann-c.com/sp/body_odor/より引用

ワキガのメカニズムについて図解して説明していきます。

まずイラスト中の黒い線が体毛(脇毛)です。その毛穴に皮脂腺アポクリン腺が繋がっている様子がわかります。そして、毛穴から少し離れたところにエクリン腺が存在しています。この皮脂腺、アポクリン腺、エクリン腺の3つの分泌腺がワキガに大きく関係します。

エクリン腺について

エクリン腺は汗を分泌する汗腺のことです。主な働きは体温を調節することです。水分が気化するときに皮膚の表面から熱を奪う気化熱を利用して、熱くなった体温を下げてくれます。このエクリン腺から排出される汗の成分の99%は水で、1%の塩分を含みます。基本的に無色・無臭でサラサラしています。

ポイントとなるのがエクリン腺はほとんどワキガの原因ではないということです。

一般的に「汗臭い」という状態はこのエクリン腺から排出された汗を拭かずにそのまま放置してしまい雑菌が繁殖した状態のことで、ワキガとはほとんど関係がないんです。

~ポイント~

汗臭い=ワキガではない!

エクリン腺は全身に存在しています。汗腺の穴の直径はわずか0.4mmと小さいことから「小汗腺」とも言われています。

エクリン腺が活発になると緊張や温度変化に敏感に反応して大量の汗をかきます。これを多汗症と表現したりします。

 

アポクリン腺について

汗腺の直径がエクリン腺の直径と比べて、10倍の多きさであることから「大汗腺」と呼ばれているのがアポクリン腺です。アポクリン腺は脇の下やおへその周り、乳首の周り、耳の中、陰部周辺など、体の中の限られた部分にだけ存在します。

アポクリン腺から排出される汗は、一般的な汗であるエクリン腺からの汗とは全く異なります。アポクリン腺は脂肪、鉄分、色素、蛍光物質、尿素、アンモニアなどを含み、やや粘り気があるのが特徴です。色は乳白色です。

アポクリン腺の役割は体温調節ではなく、特に重要な役割は果たしていません。

かつて私たちがまだサルであったときに、繁殖期に異性をおびき寄せるフェロモンとしての役割を果たしていたと言われています。

しかし、今の私たち現代人は繁殖期を持たないため、フェロモンで異性にアプローチする必要はなくなりました。

 

皮脂腺について

毛穴に出口が直結している皮脂腺は、汗を流すのではなく、「皮脂」と呼ばれる脂肪を分泌します。この皮脂にはエクリン腺からの汗と混ざり、肌を保護する役目があります。

また、皮脂腺は肌の具合を整えるための大切な器官の1つでもあります。

 

ワキガの発生するメカニズム

エクリン腺、アポクリン腺、皮脂腺の3つの分泌腺が混ざり合うことによりワキガ特有の強烈な臭いを発生します。

ワキガの直接的な原因はアポクリン腺からの汗です。アポクリン腺から排出された汗の中には脂肪分やたんぱく質が含まれており、皮膚上の常在菌がこれらを分解する際にワキガの嫌な臭いが発生します。

さらに、皮脂腺から分泌される皮脂も、アルカリ度が高くなると細菌が繁殖して嫌な臭いが発生します。

最終的にエクリン腺から排出される汗が雑菌を全身に広めてしまうことでワキガとなります。

~ポイント~

アポクリン腺がワキガの直接的な原因!

 

不潔だからワキガになるというのは間違い!

よく勘違いされやすいのが不潔だからワキガになるという考えです!

ワキガの原因は主にアポクリン腺から排出される汗です。つまり、いくら頻繁にシャワーを浴びて清潔な状態を保っていたとしても、アポクリン腺からの汗が分泌され続ける限りワキガの臭いは発生してしまうのです。

そして、アポクリン腺の数には個人差があり、アポクリン腺の数が少ない人は当然ワキガになりにくいのです。ちなみに日本人のワキガの人の比率は10~15%と言われています。

極端なことを言うと、不潔な人でもアポクリン腺の数が少ない方はワキガになる確率は低いということなんです。

関連記事:1分でわかる!「ワキガ・多汗症体質」のセルフチェック14項目!

 

まとめ

ワキガの原因をおわかりいただけたでしょうか?

ワキガは体質的な問題であることが多く、非常に厄介な悩みの種になります。

ワキガの対策や治療法には様々な方法があります。

ワキガ対策はワキガの原因を理解することから始まります。

正しい知識を身につけてワキガ対策に取り組みましょう!

 

 

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